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病院から電話がかかってきたときの話。



「○○○○さんの次女さんの携帯電話でよろしいですか?」
「○○病院の看護師の○○です。お父さんが今日の夕方病院に来て、入院することになったのですが、来ていただけますか?」

2016年6月某日。地元の病院から電話が入った。
市外局番が地元のものだったので「なんだろう」と思って出たら、看護師からの電話だった。

父は、田舎町で一人暮らしをしている。
母を亡くしてからもう20年ほどになるし、姉は障害者施設に入所している。私は大学入学と同時に一人暮らしをして、今は東京で結婚し、夫婦2人暮らしをしている。

地元は、何もないところといったら言い過ぎかもしれないが、私から見れば、何もない田舎町である。スーパーやホームセンターや靴屋、パチンコ店、山、川、海、山、川、海、山……。そういうのはあるのだが、他には何があるだろう。魅力がない町ではない。ただ、私にとっては「何もない町」とう印象の強い土地である。

ーー。

電話がかかってきたときには、すでに20時を回っていた。

家から地元の総合病院まで行くとなると、ざっと6時間はかかる。
新幹線とバスを乗り継ぎ、タクシーを使っていくとして……。新幹線には乗れるにしても、バスはもう走っていない時間だった。

といっても電話がかかってきたときには、頭の中が真っ白になってしまい、そこまで計算する余裕はなかったのだが。

ーー。

「今日来るのは、難し……い……ですよね。」
「そうですね。今東京に住んでるんでこれからすぐというのは……。」
「いつ来れますか?なるべく早く来ていただきたいのですが。先生からの説明もあるので。」

「明日には行きますが、まだ新幹線の時間やバスの時間を調べてみないとなんとも……。」
「そうですよね。わかったら何時でもいいので、なるべく早めに電話をください。」
「あの……。大事に至るとかそういうのは……。」
「それはまだ検査の結果が出ていないので……。それも含めて先生から説明があると思います。」
「わかりました。電話は今かかってきたこの番号に折り返せばいいですか?」

ーー。

看護師との電話が終わって40秒ほど、私はフリーズしてしまった。その後すぐ、色々考えられるようになった。

父は大丈夫なのだろうか。健康診断もロクに受けず、いきなりバタリと倒れて、よっぽど酷いのではないだろうか。
家はどうしたらいいのか。片づけなくては……。
私は実家に帰って父の面倒をみるべきなのだろうか。私しか父の面倒を見れる人はいないではないか……。

そのとき夫は風呂に入っていた。夫が風呂に入っている間に、私は夕食をつくるのだが、この日は作れなかった。
風呂に入っている夫に、
「ごめん。今日は夕飯をつくれない。それと、お父さんが倒れたらしいから、明日○○まで行ってくる。」
と声をかけた。

私は自分の部屋のベッドに入り、しばらく色々考えた。

(別ブログからの移転記事です。)


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